旬の食材図鑑

きのこ (しいたけ・えのき茸・まいたけ・エリンギ)

しいたけの栽培は、1600年代伊豆の天城山または九州豊後国(大分県)で始められたといわれています。当時はクヌギの木に切れ目を入れ、自然に胞子が付着するのを待つという方法でしたが、その後シイタケ菌が作られたことで日本各地で栽培が始まりました。また、まいたけは長い間、幻の「きのこ」といわれてきましたが、1970年代中頃、人工栽培に成功し手軽に手に入るようになりました。その他の「きのこ」も今では人工栽培が多く、一年中楽しむことができるようになりました。

きのこ (しいたけ・えのき茸・まいたけ・エリンギ)

低カロリーで食物繊維やビタミンDたっぷり!

栄養

  • 3月

  • 4月

  • 5月

  • 6月

  • 7月

  • 8月

  • 9月

  • 10月

  • 11月

  • 12月

  • 1月

  • 2月

きのこには、カルシウムの吸収を促進させるビタミンDが豊富に含まれており、イライラの解消にも役立ちます。また食物繊維を多く含み腸を整え便秘解消にも役立ちます。 またこんにゃくや海藻と同じように低カロリーであること。例えばしいたけやえのき茸は100gで20kcalにもなりません。

しいたけの選び方

カサは肉厚であまり開いていないものを。裏が白くひだがきれいではっきりしたものが新鮮です。

えのき茸の選び方

手に持った時、しっかりと堅くかさの開ききらないものが良質です。

まいたけの選び方

茎とかさに張りがあり、濃い茶色で茎は白いもののほうが新鮮です。古くなるとかさに水分がにじんできます。

使うタイミングにあわせて賢く保存。

冷蔵保存はパックのまま冷蔵庫へ。しいたけはかさを上にするとうまみ成分が落ちて黒ずむのでひだを上にしておきましょう。えのき茸は野菜室で立てておきます。冷凍保存も長く使えて便利。さっとゆで、冷ましてゆで汁ごと保存しましょう。ゆで汁はだし汁としても利用できます。

しいたけの軸の活用法

捨ててしまいがちな軸ですが栄養分を豊富に含んでいるので上手に利用しましょう。軸の部分を天日干しし、しょうゆに入れれば、だししょうゆのできあがり。また刻んで餃子や肉団子の具としても使えます。

参考資料:生活良好 2005年10月号
一覧に戻る

ion-ios-arrow-up