韮(にら)
にらはユリ科で、原産は東アジア。摘んでも摘んでも、すぐ芽が出てくるという生命力の強い緑黄色野菜です。天候の影響を受けにくく、1つの根から10回以上も収穫できます。日本では戦後、一般家庭でも中華料理が作られるようになったことで需要が増え、多く出回るようになりました。
最近では、日光に当てずに軟化栽培された“黄にら”、冬でも収穫できる“グリーンベルト”、花の咲かない間に茎とつぼみを一緒に食べる“花にら”などもあります。

元気の出る味と香りで、中華はいかが
主な産地は、高知、宮崎、栃木、茨城など。
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疲れたら、にらでスタミナアップ
刺激的で独特な香り成分、硫化アリルが新陳代謝を高め、疲労回復を助けるビタミンB1を体内に長く留める力を持続させます。ビタミンB1が豊富なレバーとの組み合わせは抜群です。また、体内でビタミンAに変わるカロテンも多く含むので、体内外の粘膜を守り、風邪を引きにくくする働きを高めます。
上手な選び方
葉の緑色が濃く、ぴんとしているものを選びます。しなびたり折れたりしているものは避けましょう。切り口が新しく、香りが強いものが良質です。
保存方法
乾燥しやすいので、新聞紙で包んだり野菜保存袋に入れ、冷蔵庫で保存します。
にらの特有の香りは、加熱すると和らぎます。
肉や魚と一緒に調理すると生臭さを抑える働きがあります。