旬の食材図鑑

じゃがいも

肉じゃがやカレーの具など、日本の食卓ではおなじみのじゃがいもですが、原産は南米アンデス山地。紀元前から栽培され、その後、ヨーロッパへと広がったようです。日本には、1600年頃にオランダ船がジャカルタからじゃがいもを積んで上陸したことで伝わりました。ジャカルタから来たいもなので、“ジャガタラいも”と呼ばれ、名前の由来となりました。
最近は新しい品種も多く紹介されていますが、日本の2大品種といえば男爵芋、メークイン。肉質の柔らかさや糖分が違うので、料理に合わせて使い分けましょう。

じゃがいも

新じゃがなら、今ならではの風味を皮ごとどうぞ

主な産地は、北海道、茨城、千葉、鹿児島、長崎など。春の新物は九州産が有名です。

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じゃがいもは春と秋の2回収穫しますが、春の新じゃがいもは真冬に種を植え付け、早く収穫したもの。水分が多く、皮に近いところに風味があるので、皮ごと素揚げや煮物にすると、春ならではのおいしさが楽しめます。

熱に強いビタミンCが豊富

じゃがいもにはビタミンCが豊富に含まれ、加熱しても壊れにくいのが特徴です。ビタミンCは抗酸化作用で活性酸素を抑制し、風邪の予防や細胞の老化にも働きかけます。その他、食物繊維やカリウムも多く含まれています。

保存方法

日に当てると発芽しやすいので、新聞紙などにくるんで風通しの良い冷暗所に置きます。冷蔵庫保存は乾燥しやすく、食感も悪くなるので避けましょう。りんごとの保存はおすすめです。りんごに含まれるエチレンガスが有毒物質ソラニンを含むじゃがいもの芽の発芽を抑える働きがあります。

2大品種とおすすめメニュー

◎男爵芋
丸くゴツゴツした形で、ホクホクした食感と濃い風味が特徴です。煮崩れしやすいので、粉ふきいもやマッシュポテト、ポテトチップスなどにおすすめです。

◎メークイン
やや細長い形で、なめらかな食感で甘みがあり、煮崩れしにくいのが特徴です。肉じゃが、シチューやカレーにおすすめです。

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