蕗(ふき)
ふきは日本原産の野菜で古来から栽培されていた野菜のひとつです。平安時代にはすでに栽培が始められたようで、豊臣秀吉が栽培を推進させ、盛んになったといわれています。
雪解けを待たず、先に地上に出てくるつぼみが“ふきのとう”、しばらくして花が開く頃、地下茎でつながって葉茎として出てくるのが“ふき”です。一般的に出回っているものは葉柄が赤い赤ぶきと緑の青ぶきに分けられます。柔らかくて苦みの少ない“水ふき(京ふき)”や大きく育つ“秋田ふき”なども有名です。

ほろ苦い味と香り、シャキッとした食感が美味。
全国の山野に自生しますが、主な栽培の生産地は、愛知、群馬、徳島、大阪など。
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旬
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ヘルシーで食物繊維たっぷり!
主成分は水分ですが、代謝機能を助けるカルシウム、カリウムなどのミネラル類を多く含みます。特有の苦みにはポリフェノールの一種、クロロゲンが含まれ、体内の抗酸化性を高める働きがあります。
上手な選び方&保存方法
色が鮮やで、太さが均一なもの。葉がついている場合は、しなびてないものが新鮮です。保存する時は、湿らせた新聞紙に包んで冷蔵庫へ。
ふきのアク抜き
①鍋に入れやすい長さに切り、多めにをかけてまな板の上で板ずりをします。
②を熱湯で茹でて冷水でさらしてから、皮をむきます。アクが気になる時は皮をむいた後、しばらく水につけておきましょう。
煮物やごま和え、サラダにして、ほろ苦い風味と歯ざわりを楽しみます。
ふきはアクが強いので、一度下茹でしてから調理しましょう。