鱈(たら)
日本近海では、真鱈、スケトウダラ、コマイなどが挙げられますが、一般的に鱈というと真鱈を指します。
とにかく食欲が旺盛で、大きなものは約1mにも成長します。その食べっぷりから“鱈腹(たらふく)食う”の語源にもなったといわれています。脂ののった柔らかい白身は汁物や鍋料理の他、ソテーやムニエルにおすすめ。身を干した“棒鱈(ぼうだら)”も有名です。

北海育ちの白身の旨みを、鍋やムニエルで。
主な産地は、北海道、宮城など。
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旬
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旬
低脂肪で、タンパク質たっぷり
真鱈は脂肪分が少なく、良質のタンパク質やカルシウムを多く含む魚です。眼精疲労の回復や身体の粘膜を作るのに役立つビタミンAやカルシウムの吸収を助けるビタミンD、毎日の生活で不足しがちな亜鉛なども含まれています。
上手な選び方
切身の場合、透明感があり、ほのかにピンクがかかった弾力のあるものを選びます。皮が白っぽいものやアンモニア臭のするものは避けましょう。白子は透明感があり、身がしっかりしているものが新鮮。たらこは皮が薄く身くずれしていない大きいものを選びます。
ソースで楽しむ、簡単ソテー
真鱈の切身に塩・こしょうをし、オリーブオイルで両面焼いて取り出します。その後にバルサミコ酢、ワイン、しょうゆ、こしょう少々を加えてさっと煮立たせると鱈の旨みを生かしたバルサミコソースのできあがり。切り身とは別に、お好みのきのこと玉ねぎを炒めて、市販のホワイトソース、マスタード少々を加えて軽く煮立たせると、ボリュームのあるソースで楽しめます。
産卵期の1~2月の真鱈は、身はもちろん、たらこや白子も旬の味です。
白子は鍋や焼き物、湯引きしてポン酢で食べても美味。