牡蠣(かき)
牡蠣の歴史は古く、ヨーロッパでは紀元前から養殖が始まっていたといわれています。歴史上の英雄、ジュリアス・シーザーやナポレオン、日本では武田信玄なども大変牡蠣好きであったとか。豊富な栄養を持ち、スタミナ源としても力を発揮する牡蠣が英雄達のパワーの源になっていたのかもしれませんね。
今が旬の冬の牡蠣。旨みも栄養もしっかりいただきたいご馳走です。

ふっくらした身を、お鍋やグラタン、スープにも。
主な産地は、広島、岩手、宮城、兵庫、鳥取、北海道の厚岸(あっけし)など。
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旬
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海のミルク
良質なタンパク質の他、グリコーゲン、ビタミン類、鉄分などのミネラルも豊富に含まれています。栄養豊かな牛乳の成分にも似ていることもあり、“海のミルク”と呼ばれています
不足しがちな亜鉛やタウリンが豊富
牡蠣に含まれるミネラルの中でも、味覚や肌の健康に働きかけたり成長ホルモンの機能を助けたりする亜鉛が多く含まれています。また、血圧や血中コレステロールの低下を助けるアミノ酸の一種、タウリンも豊富。どちらも体内に貯められないので、気を付けて補給したい栄養素です。
加熱用と生食用の違い
出荷前にきれいな海水に移して有害物質を排出させたものが「加熱用」。それをさらに紫外線殺菌した海水に浸け、滅菌したものが「生食用」です。「生食用」と「加熱用」に鮮度の差はなく、一般的にあまり手を加えない加熱用の方が旨みが多いといわれます。
上手な選び方
殻付きの場合はずっしりと重みのあるもの。むき身の場合は粒揃いで肉厚、光沢のある乳白色のものを選びましょう。
真牡蠣は産卵期以外の秋冬がおいしいとされ、英語で12ヶ月を書いた時、9月~4月の“R”のつく月が旬といわれています。