あさり
古くから日本近海で水揚げされ、親しまれてきたあさりは、「漁る(あさる)」ところから名前がついたといわれています。浜辺であさりを探す潮干狩りは、春の風物詩として有名です。春を迎えて一気に大きく成長した身の旨みは、旬こそ逃さず食べておきたいもの。貝殻には美しい模様があるので、殻ごと料理に使うと盛り付けも賑やかに仕上がります。

しっかり詰まった旨みを、殻ごと汁物に。
塩水にひたし、常温の暗所に1~2時間置いて砂抜きします。
- 3月
旬
- 4月
旬
- 5月
- 6月
- 7月
- 8月
- 9月
旬
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- 11月
- 12月
- 1月
- 2月
豊かな旨みは、汁物でいただき!
あさりには良質なタンパク質の他、旨み成分のコハク酸や甘み成分のグリコーゲンが多く含まれます。旬の時期は栄養も旨みもぐんと増すので、味噌汁や酒蒸し、スープパスタなどにして、上手に残さずいただきましょう。
血圧を守る、栄養素に注目
赤血球の働きを助ける鉄分やビタミンB12、血中コレステロールを抑えて血圧が正常に保つよう働きかけるアミノ酸の一種、タウリンが多く含まれています。
調理のワンポイント
調理する前に、米をとぐ要領で殻をこすり合わせて汚れを取っておくと、臭みを抑えて風味がアップ。旨みを上手に引き出すには、水から茹でます。貝に含まれた旨み成分が溶け出して良質のだしが取れます。
あさりは春と秋に産卵期を迎え、その直前が身の入りが良く、旬とされます。東京湾、伊勢湾、三河湾、瀬戸内海、有明湾などで水揚げされます。