白ねぎ
原産は中国西部、またはシベリアといわれ、日本では日本書紀にでてくるほど古くから親しまれていたようです。
白ねぎは“根深ねぎ”とも呼ばれ、葉を食べる青ねぎと違って葉の下の白い部分を太陽に当てないよう土をかぶせて育てます。熱を通すと甘く柔らかで、冬の鍋にはかかせない食材。麺や汁物の薬味に使うと、ほどよい辛みがだしの風味を引き立てます。

風邪気味の時には、お鍋や薬味でたっぷりと。
主な産地は、冬は鳥取、埼玉、群馬、静岡、夏は北海道、鳥取など。
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疲労回復を助ける、ねぎの香り
白ねぎ特有のツンとしたにおいはアリシンというにおい成分で、青ねぎよりも多く含まれています。アリシンは乳酸を分解する働きがあります。また疲労回復に役立つビタミンB1の吸収を助けるので、ビタミンB1を多く含む豚肉などと一緒に食べるのがおすすめ。血行を良くする働きもあります。
根に多くの糖分、葉にはカロテン
寒くなるほど白い部分の糖質が増します。緑の葉にはカロテンが豊富なので丸ごと残さずいただきましょう。カロテンは皮膚や粘膜の健康を助ける働きがあります。
その他、白ねぎにはビタミンC、カリウム、カルシウムなどの栄養素が含まれています。
上手な選び方
白と緑の色がはっきりして鮮やかなもの、白い部分がかたくしまっているものがおいしいとされます。
保存方法
白ねぎを丸ごと新聞紙に包んで冷暗所に置いておきます。カットしたものは、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
一年中食べられる白ねぎですが、旬は冬。
血行を良くするので、冷えや風邪が気になる方におすすめです。